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LEAF 0130
「ゲノムから見た生命科学」
黒岩 常祥

細胞社会を支配するリングの正体

真核生物は細胞分裂を繰り返して、分岐し、進化する。その細胞中では、細胞核以外にミトコンドリアと葉緑体もDNAを含んでいる。これらの細胞小器官は、宿主細胞に寄生し、エネルギー変換器へと変えられた細菌と考えられる。原始の温泉藻の細胞分裂を同調化し、細胞小器官の分裂像を観察したところ、シアニジウムからは色素体分裂リング(PDリング)が、さらにシゾンにおいてミトコンドリアの分裂面の外側に分裂リング(MDリング)が発見された。宿主細胞核ゲノムは、これらの分裂装置を用いて、細胞小器官の分裂を制御している。


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(upload:2009-01-12 23:01:36 anzai)