ToshihiroANZAI

まず種を植える。ここから始まる木の形式を私はカンブリアン文書と呼ぶが、カンブリアン文書のサブセットである連句について、芭蕉は「一歩も後に帰る心なし」(三冊子)という言葉を残している。決して源流へ遡行しようとしない放逸な速さと軽さは、カンブリアン文書の特質である。
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